
Logicool G RS50をデスクからレーシングコックピットへ移設しました。選んだのは、シートとシフタースタンドが付属するDELE DRS-2です。
この記事では、DRS-2の組み立てからRS50の取り付け、ドライビングポジションの調整までを写真付きで紹介します。作業中に迷ったところや、実際に使って分かった良い点・気になる点もまとめました。
先に結論を書くと、DRS-2はRS50を固定して使うのに十分な剛性があり、ポジションの調整幅も広めです。一方、1人での組み立てには、足りないものを買いに行った時間も含めて約8時間かかりました。
DRS-2とRS50の組み合わせを検討している方や、組み立ての難易度を購入前に確認したい方の参考になればと思います。
今回使用したアイテム
DELE DRS-2

レーシングコックピットには、DELEのDRS-2を選びました。見た目ががっしりしていて、シートもセット。しかもフルバケっぽい形状なのが購入の決め手です。シフタースタンドも付属します。
ただ、購入時は製品レビューがどこを探してもほとんど見つからず、かなり迷いました。結局、人柱になるつもりで購入しました。
ポジションの調整幅はかなり広い一方、フレーム幅が約65cmあるため、モニタースタンドを選ぶときは注意が必要です。後述しますが、同じDELEのDMS-2でも、モニターを置ける位置には少し気になる点がありました。

DELEさんのページにも、この製品のページがなかったんですよ……。
さすがに買うかめっちゃ悩みましたね。
DELE DMS-2

モニタースタンドには、DELEのDMS-2を選びました。DRS-2は幅が約65cmと広めで、候補にした汎用品では合うものが見つけられなかったため、同じDELEの製品を購入しています。
スタンドとしては問題なく使えています。ただし、ハンコンの目の前までモニターを寄せるのは難しかったです。DMS-2の脚は奥にいくほど内側へ狭くなる形状で、途中でDRS-2のベースフレームに当たります。そのため、モニターとの距離を思ったほど詰められませんでした。
DRS-2のベースはアルミフレームなので、MISUMIのフレームを使ってモニタースタンドを自作するのもありかもしれません。寸法上は、STRASSEのモニタースタンドなら、もう少し奥まで入れられる可能性があります。ただ、実際に試したわけではないので、購入前のサイズ確認は必要です。

DMS-2自体の剛性は高く、少し揺らしたくらいではびくともしません。脚のねじ径はM6に見えますが、まだ測っていません。キャスターへ交換するなら、ねじ径・ピッチ・耐荷重は確認してから選んだほうがよさそうですね。
ハイセンス 43E7N

モニター代わりに使用したのは、ハイセンスの43E7Nです。43V型の4K液晶テレビで、120Hz倍速に加え、ゲームモードでは144Hz VRRにも対応しています。なお、4K/144Hz入力に対応するのはHDMI入力1・2のみです。
自分が確認したセールでは6万円台になっており、かなりコスパが良いと感じました。個人的には画質も問題ありません。どちらかというと、PCのスペック的に144Hzを生かしきれていないのが残念なところです。
144Hzにこだわらないなら、倍速ではない50E50Sも候補になります。こちらは50V型で、確認時には43E7Nと価格が近かったため、画面の大きさを優先するなら選択肢に入りそうです。

Dolby Atmosにも対応しているので、音の立体感が割とあります。別体スピーカーがなくても結構いい音だと思いますし、低音も設定次第ではそれなりに出ますね。この価格でこの満足度はすごい!
DELE DRS-2の組み立て手順と注意点
梱包形態
分かってはいましたが、さすがに段ボールがでかい!
主役のDRS-2は、思っていたよりコンパクトな梱包でした。
あと、シートの箱が面白いですね。

DRS-2の箱を開封すると、ねじ類がこんにちは。
Amazonなどで売っている例のコックピットよりは少ないかもしれませんが、この時点で組み立てへの覚悟が必要になりました……。
ねじの袋には、一つひとつアルファベットが振り分けられています。そのため、ねじ類の見分けがつかないことはありませんでした。一方、フレーム側には部品番号などの表示がないため、一度すべて広げて形を確認する必要があります。

日本語の説明書が付属しているのは、かなり良かったです。ただ、組み立て難易度は高く、広い作業スペースも必要になります。
説明書は少し分かりにくいところもありますが、よく読めば初めてでも組み立てられると思います。行き当たりばったりで進めず、一度最後まで目を通してから作業を始めるのがおすすめです。
ベースフレームを組んだ後は、前の工程へ戻るのが大変です。先入れナットの数と向きは、特に注意して確認しましょう。

ベースには40×80mmのアルミフレームが使われており、かなりがっしりしています。断面にはバリがあるため、作業用手袋は必須です。
今後パーツを追加する場合は、MISUMIなどでアルミフレームを購入して拡張できそうですね。

購入時に約7万円だったコックピットに、フルバケ風のシートまで付いてくるのは驚きです。フルバケが良いかどうかは好みですが、座ったときの包まれ感はなかなかだと思います。
背中のクッションはあまり厚くないため、慣れないうちは数時間プレイすると痛くなりやすいですね。筆者もフルバケに慣れておらず、最初のポジション調整には少し苦労しました。
お尻のクッションは2つに分かれており、取り外しやすくなっています。届いたシートには目立つ汚れやカビ臭さもなく、その点は安心しました。

ベースフレーム
ベースフレームには、組み立て前に先入れナットを入れていきます。ここには少し罠があり、シフターを取り付ける方向によって、左右に入れるナットの数が変わります。
ぱっと見では、左右の数が逆に感じました。しかし、最終的にベースを裏返すため、説明書の記載で合っています。
深読みしてしまい、最初は逆に入れてしまいました……。DELEさん、疑ってすみません。

説明書どおりに進めると、ベースフレームが完成します。脚の位置などは、自分で左右対称になるように調整する必要があるので注意してください。
組み立て後は、ベースフレームを裏返します。これが結構重く、広い場所も必要です。可能なら2人で作業したほうが良いと思います。筆者は気合いで1人で組み立てました。

脚はボールジョイントのような構造で、床の傾きはある程度吸収してくれます。ねじ径はM8に見えますが、測り忘れました……。
条件が合えば、ねじ込み式のキャスターへ交換できそうです。ストッパー付きのキャスターが便利そうですが、交換するなら、ねじ径・ピッチ・耐荷重は確認したほうがよさそうです。実際に交換したら、改めて記事にしますね。

ペダル
説明書では、先にシートレールのスライダーレバーを取り付けます。ただ、先にレバーを付けるとペダル部分の調整がかなり面倒になりそうだったため、今回はペダルから組みました。
RS Pedalsのねじ止めには、L字ソケットレンチが必須だと思います。

ペダル位置の調整幅はかなり広く、ベースにアルミフレームを採用している強みが出ています。最初から本締めせず、軽く固定した状態でシートとペダルの位置を合わせ、最後に本締めするのがおすすめです。
天面または底面からのねじ止めは比較的楽ですが、側面からの取り付けには苦労しました。先入れナットが下の図(誇張して描いています)のように正面を向かず、ねじを入れるのがかなり大変です。
自分がアルミフレームの扱いに慣れていないだけかもしれません。うまい組み立て方がある場合は教えてください(切望)。

シート
シートの取り付けは、大きなシートを支えながら作業すること以外は比較的簡単です。最初からシートスライドレールが付いているのも、うれしいポイント。
左右の取り付け位置を合わせるのは少し大変です。フレーム側は仮止めにしておき、シートを載せて位置を合わせてから本締めしたほうが作業しやすいと思います。

上からシートをスポッと入れて、ねじ止めすればOKです。
自分は座る位置を決めてからハンドルの位置を調整したかったので、説明書とは順番を変えています。ベースがアルミフレームで調整の自由度が高く、こうしたアレンジが利くのも良いところです。
シート角度は前側が3段階、後ろ側が4段階で、合計12通りに調整できます。筆者のようにフルバケタイプが初めての方は、お尻側を下げすぎないほうが良いかもしれません。
なんとなくのイメージでお尻をかなり下げたところ、腰が痛くなってしまいました……。

Logicool G RS50の取り付け
ホイールベース取り付け部も、前述した横向きの先入れナットが原因で、組み立てに少し苦労しました。片側4本ずつ、合計8本のねじで固定するため、組み上がった後の剛性感はかなりあります。
前後位置・角度・高さの調整幅も広く、低めにセッティングしたい人のニーズにも応えられそうです。
左右対称に組み付ける必要があるため、最初は仮止めにしておき、左右の面と高さを合わせてから本締めします。

RS50をプレートへ取り付ける際には注意が必要です。RS50に付属する取り付け用ボルトはM6が4本ですが、自分のDRS-2では、ボルト頭の径とプレートの穴がほぼ同じ大きさでした。そのままでは抜ける可能性があるため、ワッシャーを追加しています。
また、今回の組み合わせでは、そのまま締めるとボルトが底付きしました。適切な外径と厚みのM6用ワッシャーを入れ、しっかり固定できていることを確認してください。
DRS-2にも予備のねじが付属していますが、使う場合は径・長さ・ねじのかかり具合を確認してください。プレートの厚みや個体差で条件が変わるので、すべての環境でワッシャーが必須とは限りません。ただ、今回の組み合わせでは必要でした。

DRS-2とRS50の完成後の使用感
全体像

モニタースタンドの組み立ては、特に迷うところがなかったので省略します。モニターの高さは低いほうに合わせました。
画像を見ても分かるとおり、モニターの位置は少し遠めです。DMS-2のフレームがDRS-2に当たってしまうため、ここは今後なんとかしたいところ。
総組み立て時間は、足りないものを買いに行った時間も含めて約8時間でした……。さすがに疲れました。重量のあるパーツを持ち上げる工程もあり、1人で組み立てるものではないですね。
43V型は、それほど大きいイメージがなかったのですが、モニタースタンドへ設置するとなると話が違います。かなりヒヤヒヤしながら取り付けました。こちらも2人で作業したほうが安全です。
DRS-2をRS50で使って分かった良い点・気になる点
- ドライビングポジションの調整幅が広い
- RS50を使っても気になるたわみが少ない
- フルバケ風シートとシフタースタンドが付属する
- アルミフレーム採用で拡張しやすい
- 1人での組み立てはかなり大変
- 製品情報やレビューが少ない
- 専用の拡張パーツや情報が少ない
- DMS-2ではモニターをハンドルの近くまで寄せにくい
まとめ:組み立ては大変だが、RS50との相性は良い
DRS-2は組み立てこそ大変ですが、完成後の剛性と調整幅には満足しています。8NmのRS50を使用しても、プレイ中に気になるたわみや揺れはほとんど感じませんでした。
一方、組み立てには広い作業スペースと十分な時間が必要です。重量のあるフレームやシート、43V型テレビを扱う工程もあるため、可能なら2人での作業をおすすめします。
「組み立ての手間より、剛性とポジション調整の自由度を優先したい人」には、候補になるレーシングコックピットです。結構見た目もいいですしね!ただし、モニターをハンドルの直前まで寄せたい場合は、DMS-2以外のスタンドも含めて寸法を確認したほうが良いでしょう。












